土間のある家で暮らしを快適に|メリット・デメリットや間取りプラン、おしゃれにするアイデアも解説

土間のある家で暮らしを快適に|メリット・デメリットや間取りプラン、おしゃれにするアイデアも解説

注文住宅で土間を設ける場合、収納・趣味・来客スペースなど多目的に活用できる一方で、底冷えや湿気・居住スペースの減少といったデメリットもあるため注意が必要です。

そこで本記事では、土間のメリット・デメリットから費用の目安・間取りプラン・おしゃれに仕上げるアイデアまで、施工事例とあわせてわかりやすく解説します。

コラムのポイント
・土間のコンクリート・タイル・モルタルは熱伝導率が高く冬場に冷えやすいため、断熱材の充填や床暖房の導入を検討しましょう。
・土間の施工費用の目安は1㎡あたり8,000〜2万円ですが、素材と広さで大きく変わります。
・土間の面積が大きくなるほど居住スペースが圧迫されるため、生活動線とのバランスを考慮した最適な広さを設定しましょう。

 

土間のある家とは

土間のある家とは

土間とは、屋内でありながら土足のまま使える空間です。

床材を張らず、コンクリートやタイルなどで仕上げられており、古くは炊事や農作業の場として使われてきたスペースでした。

しかし現代においては、玄関まわりやリビングの一部に広めの土間を設け、収納・趣味・遊び場など多目的に活用されています。

注文住宅で土間をつくるメリット

注文住宅で土間をつくるメリット

注文住宅で土間をつくるメリットとしては、次の5点があげられます。


汚れに強く掃除が簡単

土間の床はコンクリート・タイル・モルタルといった耐久性の高い素材で仕上げるため、泥や水濡れに強いのが特徴です。

アウトドア用品やガーデニング道具を持ち込んでも、フローリングのように傷やシミを心配する必要がありません。

玄関に土間を設ければ、お子さまやペットが泥だらけで帰ってきた日も、土間で汚れを落としてから室内に移動できるので、家の中をきれいに保ちやすくなります。

表面が汚れた際にも、デッキブラシで水洗いできるのが便利なポイントです。

活用方法が幅広い

土間は土足のまま使えるうえ、ある程度の広さと掃除のしやすさを兼ね備えているため、用途が非常に多岐にわたります。

活用方法の例は次の通りです。

  • ・自転車・ベビーカー・アウトドア用品・除雪道具など、室内には置きにくい屋外用品を収納する
  • ・可動式シェルフを設置して広めのシューズクロークにする
  • ・DIY・バイクのメンテナンス・ガーデニングなどの趣味の作業場として活用する
  • ・お子さまやペットの遊び場として活用する
  • ・土間をリビング・ダイニングとつないだ延長スペースにする
  • ・テーブルと椅子を置いて来客をカジュアルに迎えられるスペースにする

このように、土間はライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズできるのが大きな魅力です。

家族構成や趣味・用途の変化に応じて使い方を変えられるため、長く住み続けるほどその利便性を実感できると期待できます。

夏場も涼しく快適に過ごしやすい

コンクリートやタイルは蓄熱性に優れているため、夏場はひんやりとした涼しさが感じられます。

土間を介して外気を室内に取り込む設計にすることで、家全体の空気が循環しやすくなるので、エアコンへの依存を抑えた省エネな暮らしを叶えたいならぴったりです。

自然の温熱調節効果を得られるため、電気代の節約にもつながります。

屋外と室内をつなぐ開放的な空間を演出できる

土間は、屋内でありながら土足で使えるスペースであることから、屋外と室内の中間領域として、開放的な空間を演出できるのも魅力です。

例えば、庭やアプローチと土間を連続させた設計にすることで、内と外の境界がゆるやかにつながり、視覚的な広がりと奥行きが生まれます。

リビングに面した大開口の窓やウッドデッキと組み合わせると、室内にいながら庭との一体感を感じられ、BBQやホームパーティーなどを楽しむ場としても便利です。

外からの風が土間を通り抜けて室内へ流れ込む設計にすると、気持ちのよい自然換気も生まれ、四季を通じた快適な暮らしが叶います。

デザイン性の高いおしゃれな空間を演出できる

土間は素材の選択肢が豊富なため、一味違うおしゃれな家にしたい場合にもぴったりです。

シンプルでスタイリッシュに仕上げたいならモルタル、インダストリアルな雰囲気にするならコンクリートなど、家のテイストに合わせたデザインを楽しみましょう。

観葉植物やオブジェを飾ったり、間接照明も取り入れたりすることで、訪れた人の印象に残るインテリアデザインが叶います。

注文住宅で土間をつくるデメリット

注文住宅で土間をつくるデメリット

注文住宅で土間をつくる場合、次のようなデメリットもあることを把握しておきましょう。

冬場に底冷えしやすい

土間の床材として使われるコンクリート・タイル・モルタルは熱伝導率が高く、寒い冬には外気の冷たさがそのまま床面に伝わりやすい恐れがあります。

足元からひんやりと感じるほか、吹き抜けと組み合わせた間取りでは暖房効率が下がる場合も少なくありません。

「趣味のスペースとしてつくってみたけど寒くて使えない」と後悔するのを防ぐには、断熱材を充填したり、床暖房を導入したりするなど、設計段階から寒さ対策を盛り込むことが大切です。

施工会社と事前にしっかり相談し、冬の寒さを見越した土間づくりを目指しましょう。

湿気がこもりやすい

土間は地面に近い位置にあり、外気との温度差が生じやすい空間のため、湿気が生じやすい点に注意が必要です。

梅雨や冬場の温度差が大きい時期はとくに、床や壁に結露が発生したり、湿度が上がってカビが発生してしまうリスクもあります。

湿気対策を徹底するには、換気窓や換気扇を設けて空気の流れを確保するとともに、調湿効果のある床材や壁材を採用しましょう。

設計段階から湿気の逃げ道を意識した間取りにすることで、カビや結露のリスクを大幅に抑えられます。

段差が生まれやすい

建物の基礎の上に構造材と床材を重ねて仕上げる床と、地面に近い高さでつくられる土間との間には、どうしても段差が生じます。

靴の脱ぎ履きなどには便利ではあるものの、小さなお子さまやご高齢の方がいる場合、つまずき・転倒の原因になりやすいため注意が必要です。

また、将来的にバリアフリーリフォームを検討する際に、土間があることで工事が複雑になるケースも想定されます。

安全性も考慮するには、段差部分に手すりを設置したり、滑りにくい床材を選んだりするなど、安全対策も組み込んで設計してもらいましょう。

居住スペースが狭くなる

土間を設けるということは、本来であれば居室の床として活用できたスペースを、あえて土間に充てることとなります。

そのため、土間の面積が大きくなるほど、リビングや収納などの居住スペースが圧迫され、日常生活が窮屈に感じられる恐れがあります。

延べ床面積が限られている場合はとくに、土間の広さと居住スペースのバランスには注意が必要です。

「趣味のスペースを優先したらリビングが手狭になった」という後悔を避けるためにも、生活動線と使用頻度を事前によく検討したうえで、最適な土間の広さを設定しましょう。

建築コストが増す場合がある

土間の床に使うコンクリートやタイルといった素材は、複合フローリングと比べて材料費が高くなります。

また、土間専用の基礎工事や防湿・防水処理が必要とされるほか、冬の底冷え対策として床暖房を導入したり、湿気対策のために換気設備を強化したりすると、建築コストはさらに高くなるため注意しましょう。

注文住宅の土間にかかる費用の目安

注文住宅の土間にかかる費用の目安

注文住宅で室内に土間を設置する場合、仕上げ素材や広さによって費用は大きく異なりますが、一般的な目安は1㎡あたり8,000〜2万円程度です。

使用する素材と施工面積によって費用が変わり、広さ別にみる大まかな費用目安は次の通りです。

種類

参考面積

費用の目安

コンパクトな玄関土間

2〜3㎡(~2畳)

約15〜30万円

一般的な玄関土間

3〜5㎡(~3畳)

約20〜40万円

広め(リビング土間など)

6〜10㎡(~6畳)

約40〜80万円

※あくまでも一般的な費用目安であり、実際の費用は資材の種類や施工地域などによって異なるため、詳しくはご相談ください。

また、素材別にみる費用の目安は次の通りとなります。

素材

平米単価の目安

コンクリート

8,000〜15,000円/㎡

モルタル

8,000〜12,000円/㎡

タイル

10,000〜15,000円/㎡

天然石・大理石

12,000〜18,000円/㎡

※あくまでも大まかな目安となりますので、詳細はお問い合わせください。

使用する素材によって平米単価が異なるので、デザイン面・予算面の双方を考慮したうえで選びましょう。

土間の間取りプランと広さの目安

注文住宅の土間の広さの目安

ここからは、注文住宅で土間を取り入れる場合の間取りプランをご紹介します。

玄関に組み込む小さな土間(1〜2畳)

玄関に1〜2畳ほどの土間を設けるプランは、限られたスペースを最大限に活かしたいコンパクトな住宅に向いています。

靴やベビーカーなどの外出グッズをそのまま収納でき、玄関まわりをすっきり保てるのが魅力です。

2畳あればシューズクロークとしても役立ち、目安としてはご家族4人分ほどの靴や雨具などを収納できます。

さらに収納力を上げたい場合は、可動式のシェルフや有孔ボードを組み合わせてみましょう。

〈関連ページ〉玄関間取りアイデアを実例写真付きで解説|おしゃれで機能的な玄関にするポイントとは

リビング隣接の土間(3〜6畳)

リビングの一角や隣接するスペースに、3〜6畳の土間を設けるパターンです。

室内と屋外をシームレスにつなげる空間で、ガーデニングの作業台やアウトドア用品の手入れ場所など、趣味を楽しむ場として役立ちます。

大きな掃き出し窓と組み合わせれば庭まで視界が抜け、より開放的なリビングを演出できるのがメリットです。

ガレージ・玄関・室内を繋ぐ大型土間(6畳~)

ビルトインガレージと玄関、室内までつなぐ場合、6畳以上の大きな土間となります。

キャンプやサーフィン、自転車などの趣味のアイテムの保管場所として、車やバイクの整備に便利な場所としても役立ちます。

ベビーカーや車いすでの出入りをよりスムーズにするために、スロープを設けるパターンも少なくありません。

 

リョーエンホームは、地元福井で暮らしやすさとデザイン性を兼ね備えた住まいを提案しています。

詳しい住宅ラインナップについてはこちらよりご確認ください。

〈関連ページ〉リョーエンホームの住宅ラインナップ

 

注文住宅の土間をおしゃれにするアイデア

おしゃれ 玄関間取り

〈関連ページ〉重量鉄骨によるダイナミックな外観。三階建てがつなぐ二世帯の暮らし。

注文住宅で土間を取り入れる場合、次の4つのアイデアを参考にすることでよりおしゃれな空間に仕上がります。

床材にこだわる

床材は土間の印象を決定づける最重要ポイントとなります。

素材

雰囲気

費用感

コンクリート/モルタル

インダストリアル・無骨

低〜中

タイル(大判)

モダン・スタイリッシュ

中〜高

天然石(大理石など)

高級・ラグジュアリー

コストを抑えつつ、クールでインダストリアルな雰囲気を演出したい場合、コンクリートやモルタルがおすすめです。

よりスタイリッシュな仕上がりにしたい場合はタイル、高級感を出したい場合は天然石が適していますが、費用が高くなるため注意しましょう。

照明を工夫する

土間の雰囲気は照明の使い方によって大きく変わるため、おしゃれな空間に仕上げるためには照明計画にまでこだわりたいところです。

具体的には、次のような方法を取り入れてみましょう。

  • ・ダウンライトに間接照明を組み合わせて、空間に奥行きを加える
  • ・スポットライトでインテリアや観葉植物を際立たせる
  • ・ブラケットライトのやわらかな光でホテルライクな雰囲気を演出する
  • ・フットライトを採用し、空間全体を低重心で落ち着いた印象にする
  • ・ニッチや飾り棚に照明を仕込んでおく

調光機能付きの照明を選び、時間帯やシーンに応じて光の強さを柔軟に調整するのもおすすめです。

見せる収納もうまく取り入れる

土間に収納スペースを設ける場合、見せ方がおしゃれさを左右します。

アウトドアやサーフィン、自転車などの関連用品を収納したい場合、アイアン素材のオープンラックや壁面の有孔ボードなどを活用し、お店のようなディスプレイ感覚で収納してみると効果的です。

生活感が出やすいアイテムに関しては、扉付きの収納にしまっておくことで、空間全体をすっきり保ちましょう。

リビングや室内と素材・色調を統一する

土間とリビングの素材や色調をそろえることで、空間全体に一体感を出しましょう。

家全体がひとつのデザインとして完成することで、よりおしゃれな印象を与えられます。

コンクリートの土間にコンクリート調のテレビボードを組み合わせる、土間のインダストリアルな雰囲気に合わせてブラックフレームの窓やアイアンのラックを採用するなど、統一感を意識してみましょう。

土間のある家の施工事例

土間のある家の施工事例

〈関連ページ〉ひと味違ったオシャレな空間、土間を愉しむ家。

ここからは、私たちリョーエンホームが手がけた土間のある家の施工事例をご紹介します。

土間のある家

玄関の土間から、さまざまな用途に活用可能な土間収納スペースを設けた事例です。

土間のある家

広々と確保された土間収納スペースには、自転車やアウトドア用品、ベビーカーなどさまざまなアイテムを収納できます。

LDKとつながった空間にすることで、おしゃれなだけでなく生活動線がスムーズになり、外出や帰宅時の使い勝手が向上しているのが特徴です。

さらに、室内に持ち込む前の一時置きスペースとしても活用でき、住まいを清潔に保ちやすくなります。

施工事例の詳細はこちらをご確認ください。

〈関連ページ〉ひと味違ったオシャレな空間、土間を愉しむ家。

その他の施工事例も多数掲載しておりますので、以下より気になる事例をごらんください。

〈リョーエンホームの施工事例〉

まとめ

土間は、汚れに強く多目的に使えるため、現代のライフスタイルにもマッチした空間です。

しかし、冬の底冷えや湿気・コスト増などのデメリットも伴うため、断熱材の充填や床暖房・換気設備の導入を設計段階から計画しておきましょう。

後付けリフォームより新築時の採用がコスト面でも有利なため、注文住宅を建てる際にぜひ検討してみてください。

リョーエンホームは、福井県にて数多くの注文住宅を提供しており、おしゃれな土間のある家も提案可能です。

こちらよりお気軽にご相談ください。

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