木目調外壁のおしゃれな施工実例|選び方やデザインづくりのポイントも解説

最近は木目調の外壁を取り入れた、おしゃれな外観の注文住宅が増えています。

外壁の一部に木目アクセントが入ると、おしゃれで魅力的な外観に見えますよね。

しかし、一口に木目調の外壁と言っても、素材やデザインの種類、建物全体のバランスなど考えるべきポイントはたくさんあります。

ただ木目調の外壁を使うだけでなく、全体のバランスを考えて配置することで、より魅力的な外観のマイホームを建てることができます。

今回は、木目調外壁の種類や選び方、実際のおしゃれな注文住宅施工実例も紹介しますので、ぜひ理想の住まいづくりにお役立てください。

コラムのポイント
・木目調の外壁にはいくつかの種類があり、費用や耐久性、質感などが異なります。
・まずはお気に入りのデザインを見つけてから、全体のバランスを考えながら木目調外壁を取り入れるのがおしゃれに仕上げるポイントです。
・縦張りor横張りなど、木目調の外壁を取り入れる際に考えるべきポイントをチェックしておきましょう。

 

おしゃれな木目調外壁の注文住宅施工実例

さっそく、木目調の外壁を取り入れたおしゃれな注文住宅の施工実例をご紹介します。

まずは木目調外壁の雰囲気や使い方、建物全体のテイストなどをつかんでみてください。

実例①

木目調の外壁の注文住宅外観

▼店舗と住まいを兼ねた機能的な家

住まいの顔となるファサードに木目調の外壁を横張りし、おしゃれなアクセントにした実例です。

玄関の縦格子やドアも木目調でトータルコーディネートし、統一感のある外観デザインに。

実例②

木目調の外壁とブラックの組み合わせ

▼おうちで楽しく過ごす住まい

シンプルなシルエットとブラックの外壁をベースに、木目調のサイディングを組み合わせたかっこいい外観デザインです。

実例③

天然木の外壁とブラック外壁の組み合わせ

▼ヴィンテージスタイルで永く愛される暮らしを

ファサードの一部に木質系サイディングを使用し、温かみや高級感のある外観デザインに。

玄関ポーチ部分の斜めのラインが、木目調の外壁と組み合わさりおしゃれなアクセントになっています。

実例④

木目調外壁の横張り施工実例

▼吹き抜けや空を見上げる、おおらかなモダンデザインの家。

上下階でサイディングを貼り分け、1階を木目調の外壁にすることで落ち着きのある素敵な外観に仕上がりました。

実例⑤

ナチュラルテイストの木目調外壁の家

▼家族の毎日を温かく包む、大きな吹き抜けがある家。

ホワイトの外壁と木目を組み合わせた、ナチュラルモダンの外観です。

玄関ドアや門塀、軒天なども木目でそろえ、統一感のある外観に仕上がっています。

木目調外壁の種類

一般的な注文住宅に使われる木目調の外壁は、大きく分けると次の5種類あります。

 

  • 窯業系サイディング
  • 金属系サイディング
  • 木質系サイディング
  • タイル
  • モルタル/コンクリート

 

それぞれデザイン性や雰囲気、価格や耐用年数が異なるため、求めるデザインの方向性や予算などに合わせて選ぶことが大切です。

窯業系サイディング

木目調の窯業系サイディング

セメントと繊維を混ぜて板状に成形した窯業系サイディングは、一般的な注文住宅で採用されることが多い外壁材です。

木目調のデザインバリエーションが豊富で、価格がリーズナブルな点が窯業系サイディングのメリットです。

プリントでさまざまな木目を再現していてナチュラルからモダンまで幅広いテイストに合わせやすく、表面の凹凸もリアルなものが多くコストパフォーマンスに優れています。

10年ごとに塗装が必要となるため、クリア塗装をしないと木目のデザインを維持できない点がデメリットです。 

また、窯業系サイディングは耐用年数が短めで、30年前後で張り替えが必要になります。

金属系サイディング

木目調の金属サイディング

金属を板状に成形した金属系サイディングは、近年注文住宅で採用されることが増えている外壁材です。

表面に凹凸を付けて木目を再現した金属系サイディングもあり、軽量で耐久性が高いのがメリットです。

最近主流のガルバリウム鋼板のサイディングは、金属鋼板にアルミニウムや亜鉛などのメッキを施して耐久性を高めています。

ただし、金属の材質上リアルな木目を再現するのは難しく、質感はやや劣る傾向があります。

また、10~15年で塗装が必要になり、クリア塗装をしないと木目を維持できないのも窯業系サイディングと同じです。

木質系サイディング

木質系サイディング

本物の天然木を板状に加工した木質系サイディングは、住まいの外観デザインにこだわる方に選ばれることが多い外壁材です。

本物の木材ならではの質感や風合いを、住まいの外観に採り入れられるのが木質系サイディングのメリットです。

経年による色合いの変化も本物の木を外壁に使う魅力の1つで、人気の理由となっています。

ただし、製品価格が高く施工の手間もかかるため、初期費用が多めになるのがデメリットです。

また、雨や直射日光が当たる場所に使う場合、ほかの外壁材よりメンテナンスサイクルが短く維持管理費用も多めにかかる傾向があります。

タイル

土や粘土などを高温で焼き固めた外壁タイルも、木目調の製品がラインナップされています。

木目調の外壁タイルは紫外線や雨などによる劣化がほとんどなく、新築時の質感や色合いを長くキープできるのが魅力です。

また、デザイン性や質感も高く、木目調の外壁でおしゃれな外観デザインをつくりたい方にもおすすめです。

外壁タイルは塗装が不要なので、メンテナンスコストをかけずにおしゃれな木目デザインを維持できるのも人気の理由となっています。

初期費用はやや高めですが、木目調の外壁を選ぶなら積極的に検討したい選択肢の1つですね。

モルタル/コンクリート

少し特殊な工法として、モルタルやコンクリートの表面に木の板を押し当て、木目を再現する外壁仕上げもあります。

鉄筋コンクリート造の建物や、モルタル仕上げの外壁などで取り入れることができます。

建物だけでなく、外構も含めて木目でトータルコーディネートしやすいのが大きなメリットです。

ただし、対応できる施工業者が少なめで、費用も高額になる傾向があります。

木目調外壁のおしゃれな家づくりのポイント

木目調の外壁の注文住宅

実際に木目調の外壁を取り入れるときは、次のポイントを押さえておしゃれな住まいをつくりましょう。

外観デザインに合わせた木目を取り入れる

まずはお気に入りの外観デザインを見つけて、木目の種類やカラーを合わせるのがおしゃれに仕上げるポイントです。

例えば、可愛らしいナチュラルテイストの外観と、スタイリッシュなモダンテイストの外観では、マッチする木目の種類も変わります。

木目を軸にして考えるのではなく、目指す外観デザインの全体像を見つけてから、1つずつの要素を決めていきましょう。

3色以内で木目のバランスを考える

木目調の外壁を取り入れる場合、全体で3色以内に抑えてバランスを考えましょう。

一般的には、ベースカラー70%、アソートカラー25%、アクセントカラー5%の割合を目安にするとバランスの良い配色になると言われています。

木目をどの割合で使うのかによって、外観全体の印象が大きく左右されます。

例えば、外壁の7割以上を木目にすると、ログハウスのような温かみのあるデザインに。

全体をブラックやネイビーなどのモダンなカラーでまとめて、アクセントに木目を少しだけ入れるのも定番の組み合わせですね。

縦張りor横張りを使い分ける

木目調のサイディングやタイルなどを取り入れる際は、縦張りと横張りによる見え方の違いも考えてみましょう。

木目を横向きに使うと、落ち着いた印象や重厚感のある外観をつくりやすくなります。

一方縦張りの場合は、高さが強調されてスタイリッシュな印象になることが多いです。

同じ木目やカラーでも縦横で印象が変わりますので、求めるデザインや建物のシルエットに合わせて選んでみてください。

玄関ドアや外構ともトータルコーディネートする

木目調の外壁単体ではなく、玄関ドアやフェンス・門扉などの外構も含めてトータルコーディネートするのもおしゃれなテクニックです。

例えば、外壁・軒天・門扉を同じ木目でそろえると、統一感がありおしゃれな印象をつくることができます。

前述した色のバランスを意識しながら、建物単体ではなく外構も含めて視界に入る全体でコーディネートしてみましょう。

まとめ

木目調の外壁を上手く取り入れることで、住まいに統一感や高級感をプラスしておしゃれな外観デザインをつくることができます。

木目の種類やカラー、材質などにもこだわり、おしゃれなマイホームを建てましょう。

私たちリョーエンホームは、お客さまの理想のイメージやご要望をお伺いし、形にする福井県のハウスメーカーです。

デザインはもちろん、暮らしやすさや性能にもこだわった住まいづくりをお手伝いしますので、ぜひお気軽にご相談ください。